Oct, 2023

October, 2023

Kenya

Baragwi Coop

ケニヤ山の麓に広がるキリニャガ地区の農協から届いたコーヒーです。

About Producer

コーヒーのサプライチェーンを不透明にすることで大きな利益を得ている多国籍企業に対抗する姿勢を示すケニアのRockbern。創業者のPeterはロースターと生産者をつなげ、Win-Winの関係を築くことで、市場に革命を起こすゲームチェンジャーになろうとしている。彼にとってそれは、コーヒー生産者だった亡き祖父との約束でもある。 生産者の物語りを読む >

Curated by
Peter Muchiri

ピーター・ムチリ

Rockbern

ロックバーン

生産者/農園

Baragwi Coop

(バラグイ農協)

Guama Factory

(グアマ・ファクトリー)

生産地/国

Kenya

(ケニア)

標高

1,620m

品種

SL28, SL34, Batian

精製

Washed

収穫時期

2022/12

コーヒーが生産地から日本に届くまで

TYPICAはすべてのロットにおいてサプライチェーンと価格の内訳を開示します。透明性を確保することで、 生産者をはじめコーヒーに関わる人々の収益性を健全に保ち、コーヒーのサステナビリティを高めます。

生産者 1,226円

輸出前諸経費 139円

輸送費 18円

輸入消費税 110円

TYPICA手数料 448円

消費税 45円

*単位は生豆1kgあたり/円です

The Coffee Market(大阪)
【100g焙煎担当】昨年に農園訪問して食事を共にしたピーターさんは縛りのない自由な取引で生産者とロースターをつなぎ、生産者の就業意欲を搔き立てることに注力している熱いプロデユーサーです。その想いをつなげる意味でも焙煎を担当させて頂き光栄に思います。 ケニアらしさであるシトリックな果実感と爽やかかつ奥行きのある質感を意識。投入温度を低めにそしてハゼからのデベロップメントに最新の注意を払い陰干しの赤ワイン ”プリミティーボ”を思わせる重厚感のあるフルボディなカップを楽しめるように仕上げました。 母なる大地アフリカ ケニアの懐の深さを感じ取ってください。
LEAVES COFFEE ROASTERS(東京)
【250g〜1,000g焙煎担当】今年の焙煎は、ケニアと凄く相性が良いんです。Rockbernのコーヒーは、ローンチされてからずっと買い付けています。変わらぬ煌びやかなジューシーさと、扱うロットによって全く異なる果実味、ブラックティーやケニアならではのルイボスティーを感じるような印象があります。遠くの未来にも、この美味しいコーヒーが同じように人々から楽しんでもらえることを、僕は心から祈っています。
豆ポレポレ(沖縄)
【ドリップバッグ担当】今回のケニアは、ケニアらしい力強いボディ感とジューシーでフルーティな酸味を楽しめます! 昨年訪れて感じた事は、自然も雄大で感動しましたが、コーヒーに関わる生産者もバリスタも焙煎士もオープンマインドで、とても力強く感じました! 今回のケニアもまさに、そんな明るく力強い、フルーティーなコーヒーです!

TYPICA Clubでは、生産者にメッセージを送ることで直接コミュニケーションをとることができます。 コーヒーの感想や「美味しかった!」の一言を、是非伝えてあげてください。

Thank you for the wonderful coffee beans! I could smell the aroma of your country. Wishing you all good health and happiness.

2023年10月11日

Wow. This coffee reminded me of why I love Kenyan coffee so much!

2023年10月14日

Thanks for your high quality coffee:) I will always support your project of COFFEE&BOOK. It's such a beautiful and visional project.

2023年12月12日

すごく奥深いコーヒーで、休日の昼下がりに毎度のみたい1杯でした。このコーヒーを通してケニアの学生の人生を一緒に変えることができる。引き続き応援しています

2023年12月15日

Support their Project

チップを送って、プロジェクトを支援しよう。
子どもの未来を閉ざさぬように。学んで勝ち取る「自由な人生」

【子どもたちに進学の機会を提供する奨学金プロジェクト】


◆ 現状
ケニアには、成績が優秀で高い学習意欲や向上心を持っているにもかかわらず、家庭の経済的な事情により高校などに進学できない学生がたくさんいます。社会で活躍できる優秀な人材が自分ではどうしようもない事情で道を閉ざされてしまうことは、本人にとっても社会にとっても大きな損失です。


◆ 解決策
私たちは地元の学校と協力しながらそういう学生を選抜し、彼らの学費(おおむね年間600〜700ドル)をサポートしています。並行して図書館をつくるプロジェクトも進めていますが、多大なリソースを必要とするのでそう易々と実現できるものではありません。一方で、この奨学金プロジェクトは、迅速かつ確実に誰かの人生にインパクトを与えられます。 「とにかくまずは行動あるのみ」というのが私たちの信条なのです。


◆ ビジョン
私見ですが、アフリカの貧困層に提供できるもっとも有益なギフトは教育だと思います。貧しい人たちを本当に支援したいのなら、魚をあげるより、魚の釣り方を教えるべきです。一人ひとりが知識を得て状況に応じた適切な判断を下せる「生きる力」を身につけることが、彼らや社会、国の未来を変えていくと私は信じています。

子どもたちに進学の機会を提供する奨学金プロジェクト

現在のチップ総額

0JPY

目標金額350,000JPY

サポーター
4

はじめまして。ケニアのコーヒー輸出会社・Rockbern Coffee代表のピーターです。私にとって、コーヒーは飲み物であると同時に「自由を得るための触媒」です。フランス革命をはじめとして、人類の歴史上、コーヒーは文明や文化を築くうえで重要な役割を果たしてきました。しかし、しかるべき教育を受けておらず、しかるべき労働の対価が支払われていないコーヒー生産者は、今なお支配的な構造から抜け出せていません。私は透明性のあるビジネスを通して、この課題の解決に挑んでいます。

ひとりの支援からでも社会は変わる

2019年から始めたこの奨学金プロジェクトでは、現在、5名の学生を支援しています。現在は私と妻のバニースだけで進めていますが、いずれは顧客やパートナー、コーヒーラバーと一緒に成長させていきたいと考えています。皆さんからご支援いただいたお金も、彼らへの奨学金として活用させていただきます。

はじめてプロジェクトに参加した女子学生・ローズはすでに高校を卒業し、看護師になるために大学で医療訓練を受けています。彼らのプロフィールや現状を知ることができるWebサイトも現在作成中で、進学の機会を得られたことで彼らの人生がどのように変わったのか、彼ら自身の言葉で発信していく予定です。

実を言うと、対象者5名のうち家族がコーヒーの仕事をしている学生は1名だけです。彼らに対して投資することが、私たちの会社やコーヒー業界に直接的な利益を還元するとは言えません。

しかし、別の視点から見れば、誰かのサポートによって成功を掴むことができた彼らは、自分たちの兄弟姉妹をサポートし、家族の暮らしをより高い水準に押し上げるでしょう。さらに、彼らが「努力が報われた」身近なロールモデルとなれば、地域コミュニティにもポジティブな影響は及ぼされるはずです。彼らの人生の扉が開かれることで起こりうる波及効果は計り知れないのです。

コーヒーで自由を手に入れる

ケニアの人たちには「自分たちが栽培したコーヒーを飲んではいけない」という固定観念に縛られているところがあります。コーヒーを飲むとタブーを犯しているような気にさせられるのは、学校教育の場で「コーヒーや紅茶は輸出して外貨を稼ぐ商品作物」と教わるからです。これは植民地時代に刷り込まれた一種のドグマです。

適正価格での取引を実現している私たちの根底には、「自由」というキーワードが流れています。コーヒー生産者も、誰に対して、いくらでコーヒーを販売するか、選択する自由を手にするべきです。知識や思考力があれば、自分たちを支配するドグマから抜け出し、「自分の人生を自分で選ぶ」自由を掴み取ることができます。

コーヒーとは、終わりのない対話とともに豊かな人生を手に入れるチャンスを与えてくれる触媒だと私は認識しています。コーヒーを通じて様々な人と交流すればするほど、視野が広がり、創造性が刺激されるからです。

対等な関係を維持していく

私たちは、2024年4〜6月頃に「ケニア山登山ツアー」を開催し、ツアー参加費の一部をプロジェクトに活用する計画を立てています。ツアーには、取引先やパートナー、コーヒーラバーの方、誰でも参加可能です。※ TYPICA Clubの会員の方もご参加いただけますが、 事前に数カ月間、ケニアでのトレーニングに参加いただくことが必須条件です。

登山であれハイキングであれ、手段は何でもいいのですが、何より自分自身が楽しめるプロジェクトに参加することで誰かを支援できるという形が理想です。

一般的な寄付のように「してあげるーしてもらう」という一種の上下関係を生み出すことなく、対等な立場にいる同じ人間として付き合いを維持していけるようなあり方を模索し続けていきたいと思います。

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